
屈斜路湖はいまだ凍っています。摩周湖も昨年の50日の結氷期間記録を更新中。(2019/4/14 9:00現在)
ここ数日、気温が10℃を超えいよいよ解氷の気配が感じられます。
2018年の屈斜路湖解氷は4月8日から数日間。今年はいつになるでしょうか。現在の様子を見て行きましょう。
屈斜路湖解氷直前!氷がなくなるのはたった1日
現在の屈斜路湖の様子をいくつかのポイントで撮影してきました。まずはそこからご覧ください。
藻琴山展望駐車場
屈斜路湖の全景を見るには山の上からみることになります。美幌峠から見ることが多いですが、今回は反対側の藻琴山展望駐車場から。全体ではまだ凍っています。白っぽいところと青いところの色ムラが出来て、表面に積もった雪の部分が融けて、薄くなったことがうかがえます。
砂湯
続いては砂湯。少し引いて見ると手前の砂浜部分だけが融けています。ここは温泉が出ているので真冬でも融けている部分。
湖によって見ると、雪原になっていた冬に比べて氷が薄くなってきて色も白い部分がなくなってきています。湖畔の融けたスペースも広がっています。
池の湯
こちらも温泉が出ているので湖畔から融けている範囲が広がっています。
屈斜路コタン
屈斜路コタンの露天風呂前はすっかり融けて、白鳥やカモたちが優雅に泳いでいます。白鳥も渡りの途中とみられる首が黒っぽい個体がいて、徐々に数を減らし始めている感じ。
露天風呂側を撮影したかったのですが入浴されていたので遠慮しました。
コタンは一番最初に凍り始めて、一番最初に氷がなくなっていく場所でもあります。
和琴半島
こちらは和琴半島のオヤコツ地獄。オヤコツブルーとバックの雪景色とコントラストになって美しい色が見られます。この時期の特徴ですね。この時期のオヤコツが一番色が美しいと考えてます。
解氷後と夏
ちなみに、解氷後と夏季節を見て見ると、
解氷後。湖面の奥側ブルーが広がります。時間帯が違うので正確な対比ではないですが、少しコバルトブルーが弱く見えます。とはいえ、これもキレイ。
そして夏。光の角度が違うのですが、夏は緑のなかで見るのでまた違った見え方になります。
解氷時の様子
解氷時には割れた氷が流氷となって、釧路川へと流れます。釧路川入り口の橋げたに引っかかって氷がつまっていき、どんどん押しだされていきます。
解氷からだいたい1日~2日で屈斜路湖を覆っていた氷はほぼなくなります。あっという間の出来事。
79.3 km²という結氷する湖としては日本最大の面積の屈斜路湖の氷も、わずかな時間でなくなって次の日には何もなくなってしまうんですよね。すごい。
この瞬間を見たくて、ここのところ毎日屈斜路湖の様子を見ています。動画も撮りたい。
今後の天気と解氷予報
今後の予報を見て行くと、15日月曜日が雨。雨は氷を溶かす役割があります。その後気温が急激に上がり、17~18日には20℃近くなります。この雨と気温が解氷のポイントになるでしょう。
まとめ|いつ解氷するか
こうして見るといつ氷が割れてもおかしくないですね。今週、いよいよな感じです。
通常は風が吹いたら一気に割れて流れるのですが、過去に1度気が付いたらなくなっていた年がありました。地味に融けてゆっくり氷がなくなってしまったケース。これは見逃しただけかもしれません。風が吹いたら間違いなくチェックしてますから、気がつかず静かに明けて行ったのでしょう。
最後に
屈斜路湖が解氷したら今度は摩周湖の解氷も要チェックです。川のない摩周湖は流れず自然に融けて行きます。少し時間がかかるんですよね。
摩周湖は過去には5月まで結氷していたそうです。記録を探したのですが、意外と見つからず地元住民に聞く限りそうだったらしいと。ゴールデンウィークには摩周ブルーを拝みたいところですが、記録が伸びるのもちょっと楽しみな気がします。
春を告げる屈斜路湖。ワクワクしますね。
摩周湖の解氷についてはそのタイミングでまとめたいと思います。
それではまた!