
摩周湖の裏手にそびえる西別岳が山開き。登山シーズンスタートです!
これから7月にかけて弟子屈町周辺の山が次々と山開きに。
まずは、道東屈指の花の山「西別岳」がオープンです!
初心者向け日帰りハイキング!地元ファンが多い花の山
毎年5月の最終日曜日に山開きとなる西別岳。山開きの日はたくさんの登山者でにぎわいます!
安全祈願祭が取り行われ、いざ出発です!2019年の初日は登山名簿100名以上がトライした模様!奇しくも猛暑。予想最高気温35℃のなか次々と入山していきます。
西別岳へ行く道
と、その前に西別岳の登山口へ向かうルートをご案内。
西別岳は登山口までのルートがちょっとわかりにくいので、そこから解説していきます。
弟子屈町の市街地からは車で約30分。国道243号線から養老牛温泉へ向かう道道885号(養老牛虹別線)から林道へ入っていきます。入り口の看板に気づきにくいので注意です。
少し拡大したマップでみるとこんな感じ。道道沿いに看板があるので注意して見て行きましょう。その後は看板に従っていけばたどり着けます。林道(約3.4km)がしばらく続きます。比較的広い駐車場と山小屋が見えたらそこが登山口です。
登山ルート
コースは西別岳山頂まで約3.2km。摩周岳まで縦走する場合は4.6kmです。
左側にある登山者名簿に名前を記入して出発!
うぐいす谷~がまん坂
針葉樹の森を抜けるとうぐいす谷。本当によくウグイスが鳴いています。
うぐいす谷を過ぎると斜面が見えてきます。この山で一番の難所?のがまん坂。
この看板から先が急坂になっていて、序盤に一番苦しいところがやってきます。
がまん坂まで来ると意外と高いところまできたことが分かります。振り返れば中標津方面が果てしなく見えます。
日本一遅いチシマザクラとお花畑
がまん坂を抜けると傾斜が緩くなるので少し楽になります。最初に迎えてくれたのはチシマザクラ。
例年6月上旬に見られる日本で最も遅く桜。山開きとピークが重なりました。ラッキー。
桜を過ぎると第一お花畑。まだ時期が早いので何も咲いていませんでした。チシマフウロなどが見られます。
続いて第二お花畑。こちらも花はまだ。ユキワリコザクラ、ハクサンチドリ、ヒオウギアヤメ、コケモモ、チシマゼキショウ、ヨツバシオガマ、トウゲブキなど次々と花が咲いていきます。
この日はエゾツツジが咲いていました。後ろでボケてますがユキワリコザクラもあります。
リスケ山
ひと通り登りきるとリスケ山分岐。この先ちょろっと登ったところに最初のピークがあります。
なぜなら摩周湖と摩周岳を見ることができます。リスケ山に登ると裏摩周が見えるんです!そしてここは風が気持ちイイ!
第3お花畑からの高山植物と稜線歩き
リスケ山を過ぎると緩やかな稜線を歩きます。右奥が西別岳山頂。
リスケ山分岐からすぐの第3お花畑。この付近はほんとお花畑になるので好きです。もう少ししたらクロバナハンショウヅルが見られます。そしてここから高山植物ゾーン。
コメバツガザクラ。ツガザクラ系は結構高い山に行かないと見れないのですが、ここは800m未満の場所に咲いています。
クロミノウグイスカグラ(ハスカップ)。花や葉に毛があるのでケヨノミにも見えます。
ユキワリコザクラが見ごろでした。岩場に咲いているのがいいですね。
西別岳山頂
山頂より先にも道が続いて、摩周岳山頂まで縦走出来ます。さらに摩周第1展望台まで歩いて行けます。
西別岳山頂から景色。地球が丸く見えます。左側は登山道。右側の集団は休憩スポット。風が当たりにくく虫が少ないのでランチに最適です。
それにしても暑かった!
最後に
西別岳はお気に入りのスポット。山に咲く花が好きなんですよ。そし好きな花が多い。特に6月は花が最高の季節で、何度でも登りたくなってしまいます。
一人で行くのが不安な方は、今回一緒に登ってくれたフォトグラファー兼ネイチャーガイドの片瀬自然ガイド事務所の片瀬(のびー)がガイドツアーを企画してます。ツアー詳細はこちら。一番いい時期を指定した日程ピンポイントですが相談したら調整してくれるかも。
さて、西別岳の次に山開きになるのは屈斜路湖の北にそびえる藻琴山。そちらも山開きに行く予定です!
6月は野に咲く花と歩く系も力を入れて行きますよ!
それではまた!