
こんにちわ!やまちゃんです。
この記事からもれていた初冬のキンムトーの結氷を見に行ってきました。上の記事には後で追加ですね。
秘沼キンムトーの幻の結氷の姿は今だけ!
キンムトーは林道の奥深くにあって、クマの生息地だったりするのでなかなか行くことは少ないのです。
でもね、人がほとんど来ないだけあってここの静寂がたまらなく好きなんです。沼が氷に閉ざされて、林道も雪が降れば閉鎖になってしまうので見納めです。
ついでに、ボッケと第2硫黄山も行ってきました。むしろこっちのが発見があって面白かったなぁ。
秘沼キンムトーの結氷した姿
↑2018年12月3日撮影 また完全には結氷していませんでした。今年は遅いですね。
森の奥深くにひっそりとあるキンムトー。↑2017年12月2日撮影
凍ってすぐに行かないと雪原になってしまう。今この瞬間が見ごろ。凍るタイミングを予想してピンポイントで行く。
この木の感じとかカッコいいんですよね。息を飲むような深呼吸したくなるような。
氷上には小さなフロストフラワーが出来てます。
日が指すと輝く湖面。あたりはすべてが止まってしまったかのように静か。ケモノの気配もない。ここにいるのは自分だけ。
第2硫黄山とボッケ
キンムトーのすぐそばにある第2硫黄山とボッケ。
泥火山のことで、熱せられた泥が湧きだしている場所。ボッケの語源はアイヌ語らしいよ。
こちらはキンムトーより行く機会が少ない。いつも夏に行くことが多いから、ボッケは乾いていることが多い。だからこの時期に行くと泥の吹き出しが見られるの。
蒸気が上がっているところがボッケ。ちなみに気温-8℃。寒い時に行った方が泥火山らしい姿が見られる。
泥が湧きだすところ。ゴポゴポと音を立てる姿は雪解け水のある時期にしか見られない。
周辺は地熱が高く蒸気が漂っているため、草さえもアートに。いたるところに巨大な霜柱や霜の花が見られる。
第2硫黄山入口付近の霜柱。これが今日一番の発見!今まで見たことがないにょろにょろが地面から生えている。伸びちゃった霜柱みたいな感じ。これもしかしたら、先日アポイで見つかった霜の花と同じような現象かも。枯れ草の根から吸い上げられた水分が地上部で枯れた草からしみだして起こる毛細管現象。シソ科のシモバシラという植物で起こるやつ。
第2硫黄山。湯気でムンムン。眼鏡くもりました。
噴気口近くの霜柱は独特な形。霜柱にさらに霜の花がついてる。
苔の水分がしみだしている部分から凍って結晶化するとか、カッコよすぎ!
まとめ
今日行かなかったらおそらく今シーズンは見ることがなかったキンムトー。明日から雪の予報が出ているので、行くなら明日の午前中が最後になるかも。
始めて見る冬の一面。その瞬間でしか起こらない事。その瞬間に出会えるのはここに住んでいる特権なのかもしれないと最近思ってます。
もし行かれる方は2人以上で十分なクマ装備と多少の車の傷は覚悟で行くことをオススメします。
一応MAPはこちら
それではまた!